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4月10日に、新型RAV4が発売されました。
新型RAV4
出典https://global.toyota
新型RAV4には、2.0Lガソリン車と、2.5Lハイブリッド車が設定されています。
どちらのパワートレインの方が良いのか。パワー、加速力の違いはどれくらいなのか。ガソリン代で元を取ることができるのか。など色々と気になる点は多いかと思います。
今回は、新型RAV4のガソリン車と、ハイブリッド車の比較をさまざまな視点からしていきます。
- ガソリン車とハイブリッド車の価格差
- G Zと、Adventureにはハイブリッドはない
- ガソリンエンジンとハイブリッドシステムのスペックを比較
- ガソリン車とハイブリッド車の燃費を比較
- ガソリン代で元は取れるのか?
- 試乗して比較した感想
- 関連記事
ガソリン車とハイブリッド車の価格差
まずは、新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の価格差はどれくらいなのか、確認しておきましょう。
【Xグレード】
ガソリン車(2WD)・・・2,608,200円
ハイブリッド車(2WD)・・・3,202,200円
ガソリン車(4WD)・・・2,835,000円
ハイブリッド車(4WD)・・・3,450,600円
【Gグレード】
ガソリン車(4WD)・・・3,202,200円
ハイブリッド車(4WD)・・・3,817,800円
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の価格差は、おおよそ60万円となっています。
多くのトヨタ車のガソリン車とハイブリッド車の価格差は40万円程度であることが多いのですが、新型RAV4はガソリン車が2.0L、ハイブリッド車が2.5Lと、排気量も違うため、価格差が大きくなっています。
G Zと、Adventureにはハイブリッドはない
新型RAV4には、X、G、G ZPackage、Adventureという4つのグレードが設定されているのですが、このうちG ZPackageとAdventureグレードはガソリン車のみの設定となっています。
この2つのグレードは走破性を重視したグレードなのですが、特徴的な装備として、「ダイナミックトルクベクタリングAWD」「ダウンヒルアシストコントロール」が挙げられます。
ダイナミックトルクベクタリングAWDは、旋回時などの車両安定性を高める機能。
ダウンヒルアシストコントロールは、悪路を下る時の安定性を高める機能です。
こういった機能を必要とするような悪路を走るような人は、ガソリン車を選んでね。というグレード設定となっています。
ハイブリッドは、あくまでも都市型SUVというか、オンロード、市街地を走る人向けということです。
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ガソリンエンジンとハイブリッドシステムのスペックを比較
新型RAV4に搭載されているガソリンエンジンと、ハイブリッドシステムのスペックを比較してみましょう。
【2.0Lガソリンエンジン】
最高出力・・・171ps/6600rpm
最大トルク・・・21.1kgf・m/4800rpm
【2.5Lハイブリッドシステム】
エンジン最高出力・・・178ps/5700rpm
エンジン最大トルク・・・22.5kgf・m/3600-5200rpm
フロントモーター最高出力・・・120ps
フロントモーター最大トルク・・・20.6kgf・m
リヤモーター最高出力・・・54ps
リヤモーター最大トルク・・・12.3kgf・m
システム出力・・・FF218ps、4WD222ps
やはり、ハイブリッドの方が最高出力が40~50psも強く、その差は歴然です。
ただし、2.0Lガソリンエンジンも、新開発のダイナミックフォースエンジンが搭載されており、従来の2.0Lエンジンよりはパワフルです。
従来の2.0Lガソリンエンジンのスペックは、こんな感じでした。
【2.0Lガソリンエンジン(旧)】
最高出力・・・151ps/6100rpm
最大トルク・・・19.7kgf・m/3800rpm
このエンジンは、ハリアーや、ノア・ヴォクシーなどに搭載されています。
新型RAV4は、171psで、車両重量は1570kg~1630kgです。
ハリアーは、151psで、車両重量は1580kg~1670kgです。
ノア・ヴォクシーは、151psで、車両重量は1570~1680kgです。
ハリアーやノア・ヴォクシーといった既存の車と比べて、重量はほぼ同じにもかかわらず、20psも最高出力が上がっていることから、新型RAV4のガソリン車は、必要十分+αくらいのパワーは確保されていることがわかりますね。
ガソリン車とハイブリッド車の燃費を比較
次に、新型RAV4ガソリン車と、ハイブリッド車の燃費を比較してみましょう。
今回から、実燃費に近いといわれているWLTCモード燃費が公開されています。
【ガソリン車】
X(2WD)
WLTCモード燃費・・・15.8km/L
市街地モード・・・11.9km/L
郊外モード・・・16.1km/L
高速道路モード・・・18.1km/L
X、G(4WD)
WLTCモード燃費・・・15.2km/L
市街地モード・・・11.5km/L
郊外モード・・・15.5km/L
高速道路モード・・・17.4km/L
Adventure、G ZPackage
WLTCモード燃費・・・15.2km/L
市街地モード・・・11.5km/L
郊外モード・・・15.3km/L
高速道路モード・・・17.5km/L
【ハイブリッド車】
HYBRID X(2WD)
WLTCモード燃費・・・21.4km/L
市街地モード・・・19.4km/L
郊外モード・・・23.4km/L
高速道路モード・・・21.1km/L
JC08モード燃費・・・25.2km/L
HYBRID G X(4WD)
WLTCモード燃費・・・20.6km/L
市街地モード・・・18.1km/L
郊外モード・・・22.4km/L
高速道路モード・・・20.7km/L
JC08モード燃費・・・25.0km/L
当然といえば当然ですが、ハイブリッド車の方が燃費は35%ほど良くなっています。
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ガソリン代で元は取れるのか?
さて、ハイブリッド車の方が燃費が良いのは当然として、価格差が60万円もあります。
ハイブリッド車を購入して、ガソリン代で元は取れるのか?何万キロ走ったらどれくらいガソリン代に差がでてくるのか?気になるかと思うので、計算してみます。
WLTCモード燃費は実燃費にかなり近い数値といわれているので、WLTCモード燃費そのままで計算をしてみます。
ガソリンが1L150円として、20万キロ走った場合のガソリン車、ハイブリッド車それぞれのガソリン代はいくらになるのでしょうか。
Xグレードの燃費(ガソリン車15.8km/L、ハイブリッド車21.4km/L)で計算します。
計算結果
ガソリン車・・・1,898,734円
ハイブリッド車・・・1,401,869円
このように、20万キロ走ったとしてもガソリン代の差は50万円程度で、ガソリン車とハイブリッド車の差は埋めることができないということが分かります。
実際、20万キロも走ることは少ないでしょうから、10万キロ程度だとガソリン代の差は25万円程度にしかなりません。
新型RAV4では、ガソリン車とハイブリッド車の価格差をガソリン代で埋めることは不可能です。
あくまでも、ハイブリッド車はガソリン車よりもパワフルかつ静粛性が高い上級グレードということを理解した上で選択しなければなりません。
試乗して比較した感想
私は、ちょっと早いですが新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車両方に試乗をする機会がありました。
思った以上に新型RAV4の完成度が高くて驚いています。TNGAプラットフォームによる乗り心地の良さ。とか色々とあるのですが、ここはガソリン車とハイブリッド車を比較する記事なので、その部分だけ感想を言うと、
ガソリン車も思ったよりもパワフル。ハリアーよりも明らかに余裕があり、必要にして十分以上のパワーがある。
ハイブリッド車はかなりパワフルでとても余裕がある。なおかつモーターからエンジンへの切り替えなどがスムーズで、静粛性もとても高い。
といったところがとても印象に残っています。
私だったら、特に悪路を走ることはないので、お金に余裕があるならハイブリッドがほしい。でも、ガソリン車でも十分だと思います。
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関連記事
新型RAV4、ハイブリッド車にしようかガソリン車にしようか迷う他に、どのグレードにしようかも迷うかと思います。
こちらの記事では、新型RAV4のグレード別の比較をしています。
cartakeshi.hatenablog.com
また、こちらの記事では、新型RAV4の概要を1ページでまとめて紹介しています。
cartakeshi.hatenablog.com