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2020年4月12日更新
大人気のN-BOXとは違い、ちょっと存在感が薄いホンダの軽トールワゴン・N-WGN。
2019年に、人気のN-WGNの要素を取り込んでフルモデルチェンジされました。
今回は、新型N-WGNのフルモデルチェンジに関する、最新情報を紹介します。
新型N-WGNに関する情報を1ページでまとめて読めるようになっています。
- 新型N-WGNの発売日
- 新型N-WGNのデザイン
- 新型N-WGNのボディサイズ、広さ
- 新型N-WGNのパワートレイン
- 新型N-WGNの燃費
- 新プラットフォーム採用
- 新型N-WGNの予防安全性能
- 新型N-WGNの価格
- N-WGNの購入を検討している方へ
新型N-WGNの発売日
新型N-WGNは、2019年8月9日に発売されました。
生産停止からのリコール
N-WGNは、電子式パーキングブレーキの不具合で、2020年9月から約4ヶ月にわたって生産を中止。
12月には、リコールも発表されました。
フルモデルチェンジ直後の不具合、リコールは、先代フィットのことをどうしても思い出してしまいます。
幸い、ネット上の口コミや、ディーラーに勤務する友人に聞く限りは、特にクレームはきていないようです。
新型N-WGNのデザイン
新型N-WGNのデザインは、先代モデルよりもレトロ調に生まれ変わりました。
新型N-WGN
出典https://www.honda.co.jp
新型N-WGNカスタム
出典https://www.honda.co.jp
先代N-WGNと比べると角ばっていて、スペースが広がっていることがわかりますね。
フロントマスクは、ヘッドライトが現行型は細いのですが、新型N-WGNは比較的四角いデザインになっていることが分かります。
リヤテールランプは、先代N-WGNと同じように縦型です。
標準モデルにはリヤスポイラーがなく、カスタムモデルにはリヤスポイラーが装着されています。
先代N-WGNのデザイン
出典https://www.honda.co.jp
キープコンセプトだったN-BOXのフルモデルチェンジとは違い、N-WGNは結構印象が変わりました。
大ヒットでデザインを大きく変えられなかったN-BOXと、それほどヒットとは言えないN-WGNという状況の違いが関係していそうですね。
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新型N-WGNのボディサイズ、広さ
新型N-WGNのボディサイズは、全高が現行型よりも高くなっています。
新型N-WGNのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,675mmと、全高が20mm高くなりました。
軽トールワゴンの全高は、ワゴンRが1,650mm、ムーヴが1,630mm、新型デイズが1,640mmなのですが、新型N-WGNは一番全高が高い車ということになります。
室内寸法はそれほど変わっていません。
新型N-WGNの室内寸法は、室内長2,055mm✕室内幅1,350mm✕室内高1,300mm
(先代モデルは、室内長2,055mm✕室内幅1,355mm✕室内高1,300mm)
新型N-WGNのパワートレイン
新型N-WGNには、新型N-BOXから搭載されているあたらしいエンジンが搭載されました。
【NAエンジン】
最高出力・・・58ps/7300rpm
最大トルク・・・6.6kgf・m/4800rpm
【ターボエンジン】
最高出力・・・64ps/6000rpm
最大トルク・・・10.6kgf・m/2600rpm
このエンジンは「S07B」型と呼ばれるもので、従来のエンジンよりもロングストローク化、小径化されており、燃焼効率が向上しています。
エンジンをロングストローク化すると、その分エンジンの縦の長さが長くなってしまうというデメリットがあります。
ただ、ホンダにはN-BOX、N-WGN、N-ONEなど、軽トールワゴン以上のクラスの車しかなく、アルト、ミライースといった軽セダンのクラスがありません。
そのため、ダイハツやスズキに比べると、エンジンの高さが高くなっても大丈夫なのです。
ホンダのエンジンはNAエンジンがパワフルで、最高出力が58psにもなります。
他社の軽自動車のNAエンジンは、最高出力52ps程度ですから、1割以上パワフルで、パワーの違いをはっきりと感じることができます。
個人的には、NAエンジンのパワフルさが、ホンダの軽自動車の最大の特徴だと思っています。
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新型N-WGNの燃費
新型N-WGNの燃費は、新型のS07B型エンジンが搭載された割には、向上していません。。
新型N-WGNの燃費は、NA車が29.0km/L、ターボ車が25.8km/L(JC08モード燃費)です。
先代の燃費は、NA車が29.4km/L、ターボ車が26.0km/Lですから、カタログ燃費は若干悪くなっているくらいです。
燃費が向上していないのには、車両重量が20kgほど重くなっていることも関係しているハズです。
一応、実燃費はわずかながら向上しているようですが、誤差の範囲内でしょう。
わざわざS07B型エンジンを開発した意味はあったのかな?と少し思ってしまいます。
新プラットフォーム採用
新型N-WGNには、新型N-BOXから採用された新プラットフォームが採用されています。
この新プラットフォームは、軽量化、高剛性化を実現したもので、N-BOXの基本性能の向上にも大きく寄与しています。
ホンダの軽自動車は、エンジンがパワフルながら、エンジン音は結構入ってきて、静粛性が低いところが欠点でしたが、新型N-BOXで改善されているように、新型N-WGNも静粛性が向上しています。
エンジン音が聞こえてくるのは、ホンダらしくて嫌いではないのですが、世間的には静かな方が好まれます。
さきほど、N-WGNは先代よりも20kgほど高くなっていると紹介しましたが、プラットフォームが軽量化された分以上に、ホンダセンシングのセンサー類や、遮音材等に使われているということでしょう。
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新型N-WGNの予防安全性能
新型N-WGNには、予防安全機能、ホンダセンシングが搭載されました。
ホンダセンシングの機能を紹介します。
・衝突軽減ブレーキ
車両や歩行者に対応した自動ブレーキです。5km/h以上で作動します。
・誤発進抑制機能
停車中や10km/h以下での走行中、近距離に障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を抑制する機能です。
・歩行者事故低減ステアリング
10km/h~40km/hで走行中、歩行者側への車線逸脱、歩行者との衝突を予測した場合、ステアリング操作による回避を支援する機能です。
・路外逸脱抑制機能
60km/h~100km/hで走行中に路外への逸脱を予測した場合、ステアリング操作による回避を支援する機能です。
・アダプティブクルーズコントロール
前車との車間距離を保つように、自動でアクセル、ブレーキのコントロールをしてくれる機能です。
0km/hから対応している、渋滞追従型です。
・車線維持支援システム
65km/h以上で走行中、車線の中央を走行できるようにステアリング操作を支援してくれる機能です。
・先行車発進お知らせ機能
先行車が10m以内に停止していて、先行車が発進したにもかかわらず自車が停止し続けている場合に知らせてくれる機能です。
・標識認識機能
最高速度、はみ出し通行禁止、一時停止、車両進入禁止の標識を認識し、マルチインフォメーションディスプレイに表示してくれる機能です。
・後方誤発進抑制機能
停車中や10km/h以下での走行中、近距離に障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を抑制する機能です。
・オートハイビーム
30km/h以上で走行中、前走車や対向車を検知してハイビーム、ロービームを自動で切り替えてくれる機能です。
先代N-WGNにはシティブレーキアクティブシステムが搭載されていました。
シティアクティブブレーキシステムは、30km/h以下でのみ作動する自動ブレーキ機能と、誤発進抑制機能の組み合わせです。
しかも、ガラスが曇るとすぐにエラーになると不評です。
正直、比較にならないほどの性能向上です。
新型N-WGNの価格
新型N-WGNの価格は、現行型よりも15万円ほどの大きな値上げになると聞いています。
G・Honda SENSING・・・129万8,000円
L・Honda SENSING・・・136万4,000円
L・ターボHonda SENSING・・・152万9,000円
Custom G・Honda SENSING・・・154万円
Custom L・Honda SENSING・・・161万7,000円
Custom L・ターボ Honda SENSING・・・169万4,000円
先代N-WGNは109万円~でしたから、エントリー価格は20万円も上がっています。
N-BOXもフルモデルチェンジで、エントリー価格が19万円も上がりました。
ホンダの軽自動車は強気の価格設定ですね。
少し前まで、軽トールワゴンはワゴンRとムーヴの争いでしたが、N-WGNとデイズが発売され、どちらもフルモデルチェンジされて競争力を大きく高めてきました。
最近は軽自動車が人気とはいえ、海外で販売するものではなく、パイがそれほど増えるわけではありません。
各メーカーの激しい消耗戦が繰り広げられそうです。
N-WGNの購入を検討している方へ
こちらのページでは、N-WGNの長所や欠点を紹介しています。
購入後に後悔しないためにも、特徴をチェックしておきましょう。
kurucomi.hatenablog.com
クルマを売る前に、自分の車がいくらで売れるのかを知っておきましょう。
下取り価格よりも数十万円高い値段が提示された。という例も珍しくありません。
高く売れた分グレードを上げたり、オプションをつけたりすることができます。
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