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2020年8月21日更新
スバルのアイサイトには、バージョン1、バージョン2、バージョン3、ツーリングアシストと、新型レヴォーグから搭載される、新世代アイサイトがあります。
それぞれのアイサイトの機能、性能の違いはどれくらいあるのか、比較してみましょう。
- 現在販売されている車のアイサイトのバージョン
- アイサイトバージョン1の機能、性能
- アイサイトバージョン2の機能、性能
- アイサイトバージョン3の機能、性能
- アイサイトツーリングアシストの機能、性能
- 新世代アイサイト
- アイサイトX
- アイサイトセイフティプラス
- アイサイトのメリット、デメリット
- アイサイトバージョンの調べ方
- 車の買い替えを検討中の方へ
現在販売されている車のアイサイトのバージョン
現在販売中のスバル車のアイサイトは、レガシィがバージョン3で、それ以外はツーリングアシストです。
WRX STI、BRZにはアイサイトは搭載されていません。
2020年秋に発売されるレヴォーグから、新世代アイサイトが搭載されます。
アイサイトバージョン1の機能、性能
・プリクラッシュブレーキ
前方の障害物をステレオカメラで認識し、警告→軽いブレーキ→強いブレーキの順で衝突被害を軽減する機能です。
検知範囲は前方90m以内
作動速度は140km/hまで
・全車速追従機能付クルーズコントロール
前方の車両を検知し、車間を維持するようにアクセル、ブレーキ操作を自動で制御する機能です。
作動速度は、2~100km/hまで
・誤発進抑制制御
アクセルとブレーキを踏み間違えた時に、警告と、エンジン出力を抑制する機能です。
検知範囲は前方10m以内
・車線逸脱警報
車線を逸脱しそうになった時に警報する機能です。
作動速度は40km/h以上
・ふらつき警報機能
ふらつきを検知した時に警報する機能です。
作動速度は50km/h以上
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アイサイトバージョン2の機能、性能
アイサイトバージョン1から進化、追加された点を紹介します。
・プリクラッシュブレーキ
0km/hまで完全に停止できるようになり、速度差30km/h以下であれば、衝突回避できるようになりました。
・プリクラッシュブレーキアシスト
プリクラッシュブレーキの軽いブレーキの時に、ドライバーがブレーキペダルを踏むと、通常よりも強いブレーキがかかる機能が追加されました。
・全車速追従機能付クルーズコントロール
作動速度が、0-100km/hになり、完全停止にも対応するようになりました。
・先行車発進お知らせ機能
先行車が発進したにも関わらず自車が発進しない場合に警告する機能です。
アイサイトバージョン3の機能、性能
アイサイトバージョン2から進化、追加された機能を紹介します。
・本体ユニットの小型化
フロントガラス上部のカメラが、バージョン2以前よりもコンパクトになりました。
・プリクラッシュブレーキ
検知範囲が前方110mに拡大
作動速度が160km/hまでに拡大
視野角がバージョン2以前よりも40%拡大
衝突回避が可能な速度差が、50km/hに拡大
・アクティブレーンキープ
車線を認識し、車線中央を走れるようにステアリング操作をアシストする機能が追加されました。
・全車速追従機能付クルーズコントロール
車間距離の設定が3段階から4段階に増えました。
一部モデルでは、作動速度が120km/hまでに引き上げられました。
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アイサイトツーリングアシストの機能、性能
アイサイトバージョン3から進化、追加された機能を紹介します。
・先行車追従操舵機能
先行車に追従するようにステアリングを自動で操作する機能です。
アクティブレーンキープ機能と組み合わせて、車線が不明瞭な場合でも正確な運転支援ができるようになっています。
新世代アイサイト
新世代アイサイトは、新型レヴォーグから採用される新しいアイサイトです。
アイサイトツーリングアシストから進化、追加された機能を紹介します。
・プリクラッシュブレーキ
見通しの悪い交差点での出会い頭や、右左折時の対向車にも対応できるようになっています。
・前側方プリクラッシュブレーキ
見通しの悪い交差点などで、左右から接近する車を検知し、警告、自動でブレーキをかける機能です。
・緊急時プリクラッシュステアリング
プリクラッシュブレーキだけでは回避できず、なおかつ回避するスペースがある場合、ステアリング操作で障害物を回避する機能です。
・青信号お知らせ機能
信号が青になったにも関わらず発進しない場合に知らせる機能です。
アイサイトX
アイサイトXも、新型レヴォーグから搭載される機能です。
・カーブ前速度制御、料金所前速度制御
高精度の地図データにより、カーブの前や料金所の前で自動で減速する機能です。
・渋滞時ハンズオフアシスト、渋滞時発進アシスト
渋滞時、ステアリングから手を離しても自動で走行できる機能です。
・アクティブレーンチェンジアシスト
接近してくる車両を検知し、滑らかな車線変更をアシストする機能です。
・ドライバー異常時対応システム
ステアリングの操作が困難な時、ドライバーの状態を検知して、自動で停車する機能です。
詳細は、新型レヴォーグ発売時に明らかになるので、まだ更新します。
アイサイトセイフティプラス
アイサイトは、ここまで紹介した機能以外にも、「アイサイトセイフティプラス」という機能があります。
アイサイトセイフティプラスは、車種によって搭載されている機能が違うので、バージョンごとにこのバージョンはこの機能。とはっきり分けられるものではないので、アイサイトセイフティプラスの機能を一覧形式でざっと紹介します。
・ハイビームアシスト
周囲の明るさ、前走車、対向車を検知して、ロービーム、ハイビームを自動で切り替える機能です。
・アダプティブドライビングビーム
周囲の明るさ、前走車、対向車を検知して、可動式シェードで、ハイビームの一部を遮断し、幻惑を防ぐ機能です。
・スバルリヤビークルディテクション
後側方から接近する車がいる時に警告する機能です。
・スマートリヤビューミラー
後方のカメラの映像をルームミラーに映し出す機能です。
・フロントビューモニター
フロントグリルに設置された広角カメラで、見通しの悪い交差点などでの左右の確認を補助する機能です。
・サイドビューモニター
助手席型ドアミラーに内蔵されたカメラで、助手席側の確認を補助する機能です。
アイサイトのメリット、デメリット
他車の予防安全機能、運転支援機能は、レーダーと組合せているものが多いのに対し、アイサイトは2つのカメラで前方の状況を認識します。(新世代アイサイトからはレーダーも使われています。)
アイサイトのカメラはフロントガラスの内側についているので、フロントバンパーなど、外にセンサーがついている車に比べ、泥や雪がついて機能が妨げられることが少ないです。
逆に、カメラのみなので、夜間や濃霧、豪雨など、人間の目で見づらいような環境では、認識しづらい。というデメリットがあります。
新世代アイサイトからはカメラとレーダーの組み合わせになるので、そのあたりのデメリットも改善されているものと思われます。
数年前まで、スバルのアイサイトは、他社と比べると圧倒的に安価で高性能な予防安全機能、運転支援機能を提供していましたが、最近は追いつかれ気味となっています。
今後のアイサイトの進化に期待したいですね。
アイサイトバージョンの調べ方
アイサイトの見た目はどれも似ていて、パッと見では違いが分かりません。
車体のどこかに書いてあるわけでもないので、スバルのお客様センターに問い合わせて確認するしかありません。
車検証を用意して、「0120-052-215」にかけたら、アイサイトのバージョンを教えてもらえます。
検討中の中古車のアイサイトのバージョンを知りたい時など、車検証がない場合は、初度登録年月から教えてもらえるかと思いますが、生産後すぐに登録されるとも限らないので、100%確かな情報ではありません。
もし、本格的に検討している車のアイサイトのバージョンを知りたいなら、中古車屋に車台番号を教えてもらうか、中古車屋に聞いてもらいましょう。
車の買い替えを検討中の方へ
クルマを売る前に、自分の車がいくらで売れるのかを知っておきましょう。
下取り価格よりも数十万円高い値段が提示された。という例も珍しくありません。
高く売れた分グレードを上げたり、オプションをつけたりすることができます。
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